2021.01.31
一般的な栄養管理・指導では、「エネルギーバランス」の概念が使用されます。
「体重が増減しない」という状況は
「エネルギー消費量=摂取エネルギー量」であり、
エネルギー必要量を満たしていると判断します。
しかし、
長期的にエネルギー不足が起きると
「体重の変化」では判断できない状態に陥る事も・・・!
これが、
“対象が一般でもアスリートでも、エネルギーバランスの基本的な考え方は同じでしょ。”
と思っている人が、はまってしまう落とし穴です。
そこで、
スポーツ栄養ではどのような視点でエネルギー状態を考えて行けば選手の問題があぶりだされるのか!?
について、徹底解説していきます。
今回のテーマである「エネルギーアベイラビリティー」は、
アスリートのエネルギー状態を考える上で基本となり、
栄養計画全体にも影響してくるものなので、
まずは栄養士やサポートスタッフがしっかり理解していきましょう。
1.アスリートのエネルギー不足とは?
2.エネルギーアベイラビリティーのコンセプト
3.エネルギーアベイラビリティーの意義
4.エネルギーアベイラビリティーの考え方を現場に生かす
月岡 美由紀氏
管理栄養士/IOC Diploma in Sports Nutrition取得
① 2月12日(金)20:00~21:00
② 2月14日(日)14:00~15:00
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<講師紹介>
高校時代に野球好きが高じて栄養士を志し、2008年に栄養士免許取得後、スポーツチーム寮、保育所での実務経験を経て、2011年に管理栄養士免許を取得。ボランティアでスポーツ栄養活動を行いながら、病院・保健センター等で栄養指導・栄養教育の経験を積む。
スポーツ栄養を本格的に学べる場所を探す中、国際オリンピック委員会のスポーツ栄養コースの存在を知り、まずは英語力を鍛えに、2015年から一年間オーストラリアへ。帰国後、2017年に念願の国際オリンピック委員会のスポーツ栄養コース受講を開始。日進月歩するスポーツ栄養の研究に基づいたスポーツ栄養の基礎・実践と、この勉強に終わりはなく、スポーツ栄養に関わる限り、文献を探して読み続けることの必要性を学ぶ。二年間のオンラインコースを無事に終了し、2019年4月にIOC Diploma in Sports Nutrition取得。勉強したことを世の中へ生かすため、5月より「スポーツ栄養相談所 コモコメ」に着手する。
これまでに、野球、ボート、競艇、水泳など幅広いアスリートをサポート。
国際的なスポーツ栄養コースで勉強したことを生かし、日本のスポーツ栄養にもっと最新のエビデンスが広がるよう、Facebookグループ「スポーツ栄養士の図書館」及び有料オンラインコミュニティ「スポーツ栄養LOUNGE」を運営中。