2019.06.03
2019.6.2
宮崎未来STARS☆PROJECT
【選手達のパフォーマンスUPに繋がる本物クリニック】として、フィットネスクラブTFC主催で開催されました。
第1回目の今回は、
KAGO食スポーツで担当したのは、
です。
その他にも、(選手向け)(指導者向け)にもそれぞれコーチングのセミナークリニックが行われて、
作る(実践)・食べる(体感)・考える(学び)・調べる(気づき)・理解する(納得)
選手・指導者・保護者の三者がそれぞれに充実の内容のクリニックでした。
中学ラグビー選手の保護者向けの調理セミナーということで、
「成長期に食べてほしい栄養が摂れる」メニューを考えました!
参加者は、炊き出しに慣れている保護者から普段は料理をしない女子マネージャー、地元の学校栄養教諭さん。
クリニック参加者全員分(60名分)の昼食を調理ということもあり、実質は炊き出しのようでした。(笑)
・成長期に欠かせない栄養素
「鉄」「カルシウム」がとれる
・エネルギーUPのコツ
エネルギー源である糖質を増やす工夫
・メニュー構成のポイント
バランスよく食べよう
成長期にはぜひとってほしい「鉄」
鉄と言えば「レバー」が吸収率も高く、含まれている鉄の量も多いので優秀食材なのですが、下処理が面倒で、臭みや食感が嫌いという子どもたちも多いため手を出しにくい。という声は保護者からよく伺います。
そこで、下処理の仕方と料理への使い方をレクチャーしました。
マネージャーさんにももちろん、下処理作業をしてもらいました!
初めてと言いつつ、丁寧に作業をしてくれました。
この丁寧さが臭みを消すコツです!
その他、
・カルシウムアップ食材
・エネルギーUPには糖質の多い食品をいろんな料理で使用すること
・彩りを意識すること
・食べるタイミングや疲労具合で調理法を工夫すること
など、ポイントを伝えながら、作業は役割分担して調理開始!
無事に時間通りに仕上げることができました☆
メニューはズバリ、
・レバー入り肉味噌の冷やしスタミナ麺
・梅としらすとかつおのおにぎり
・青菜のゴマポン和え
・ツナと人参のハニーマスタードソテー
・じゃがいもポタージュ
クリニック後のお腹を空かせた子どもたちが食べるかどうか・・・
保護者とマネージャーが愛情いっぱいに作った料理は選手たちの手ですばやく配膳。
天気があいにくの雨でしたが、調理室の外に貼ったテントに全員着席!
目の前を仲間と一緒に食べる!ということも重要な部分ですが、今回は食べながら学ぶ昼食会です。
まずは、成長するために大事な食事の基本を説明して、今日のメニューをチェック!
「何が食材で使われているかな?」をお題に出してから、みんなでいただきます🙏
食べている様子はいろんなことが見えるもので、
例えば、
食べる順番、黙々と食べる、ゆっくり味わう、口ばかりで箸が進まない、
など、選手個々に違いがありました👀
だいたい食べ終わったところで、お題の答え合わせです。
みんな率先して答えてくれてとても楽しい雰囲気でした!
ちなみに気になるレバーの感想ですが…
答え合わせとともにポイントを説明しながら「実はレバー入りだよ」と伝えた瞬間。
「えー!普通に他美味しいと思って食べてたのに、レバー入りってわかったらダメだー!」
と、面白い回答も。
知らなければ気が付かない=食べられる
これは、保護者もダマし甲斐がありそうですね!?
保護者も遅れて食べながら、感想やどんな工夫ができるかを話すなど、今後につながる決起会にもなりました
午後からは、針を刺さずにヘモグロビンが測れる機器で貧血チェック。
午前中から注射をされると思い「いやだ―」と嘆く選手もいれば、「男子中学生・ラグビー選手に貧血があるの!?」と半信半疑な保護者もいる中、各自測定。
結果は・・・
2/3がアスリートとしては低いという結果に!
その後のセミナーでは、各自の問診をもとに食事得点のチェックをしたり、症状をチェックしたりとする中で、
「ひょっとしたら貧血かも・・・」
「この食事では全然足りない・・・」
「これから身長が伸びる・筋力アップをするためには足りないかも・・・」
「なんで○○君はそんな点数高いの!?」
など、自分への関心がわいたり、ラグビー選手として食事の重要性に気づいたり、他の選手と比較したり、と、とてもよい刺激となっていました。
1日を通して、参加者は頭もお腹もいっぱい😋!?
あとはいかに今後の実践に活かしていけるかどうか。
今日から取り組んでみれているかどうか!?
つまり、大事なことは「行動に起こす!」ことです。
選手は、保護者の協力に対して感謝を忘れずに
親子でコツコツと、クリニックの学びを実践で積み上げてほしいです😊
少し空き時間があったので、保護者と座談会をしました。
どんな食事が必要か、選手の身体の状態はどうか、症状や食事摂取の状況はどうか。
この具体的な評価や対策は血液検査をすることでわかります。
そこには、アスリート健診キットの活用を勧めまてみたたところ、その場で実施が決定!
選手の採血を実施して、検査に出しました。
結果が出たら、これからラグビー選手として、成長期アスリートとして、成長するための対策を計画立てましょう!
アスリート健診についてはこちらをご参照下さい。
・選手自らパフォーマンスアップするために実践する事
・選手を支える保護者が、万全の成長をするために食事の知識や実践法を学び、選手の育成環境を作ること
・選手を指導する指導者が、選手のパフォーマンスアップに必要なコーチングについて実践者から学び指導に反映させること
すべてが合わさって選手のパフォーマンスアップに繋ります。
そのきっかけとなるセミナーであったのではと思います。
第1回目となる今回のクリニックに、身体の土台を作る「食」を盛り込んでいただき、さらに「とてもよかった!」という声を参加者や指導者からもいただき、うれしく思います。
最後に、調理セミナーに参加した皆さんとの写真。
やり切った笑顔がいいですね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!