2022.06.13
学校や地域の運動部に所属し、貧血が疑われて外来を受診した青年期(13~22歳)のアスリートを対象とした研究から、男女ともに貧血が認められ、若いアスリートの貧血に注意する必要性が示されました。
また、鉄欠乏に加えて、トレーニングによる身体への負担を反映する可能性のあるCK(クレアチンキナーゼ)高値も貧血と関連していました。
このことから、鉄の状態だけでなく、トレーニングの量や種類などにも目を向ける必要性が示されています。
Yamamoto K, et al. PeerJ. 2022;10:e13004. doi:10.7717/peerj.13004.
アスリート健診でいつもお世話になってる「よしのぶクリニック(鹿児島市)」のデータをもとに、
2021年に開催した子ども未来輝プロジェクトのセミナーで講師をつとめて頂いた山本佳奈先生が執筆された論文です。
セミナーの中でもデータをご紹介いただきながらスポーツ貧血についてご紹介いただきました。
今回の論文では、鉄欠乏だけでなく、トレーニングによる身体への負担を反映する可能性のあるCK高値も貧血と関連していました。
そのため、貧血への対応では鉄の状態だけを見るのではなく、トレーニングの量や種類、休養を含めたコンディショニングにも目を向けることが大切です。
また栄養面では、鉄だけでなく、ビタミンB12や葉酸など、赤血球をつくるために関わる栄養素の状態にも目を向けることが大切です。
「貧血」の原因はさまざまです。その改善のためには、
・何が原因なのか
・どのような対策が必要なのか
・どう実践していくのか
を確認しながら、計画的に取り組むことが大切です。
鉄をとればすべての貧血が改善するわけではありません。気になる症状がある場合や貧血を指摘された場合には、自己判断で鉄を補給するだけでなく、医療機関で原因を確認し、その原因に応じた対応を考えていきましょう。
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