2025.04.17
生体内の鉄欠乏および貧血は、
筋肉への酸素運搬能力を低下させ、
アスリートのパフォーマンス低下につながることを
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
仮に、鉄欠乏性貧血と診断された場合は
治療を要するため、適切なスクリーニングと
早期の予防が重要になります。
運動に伴う鉄欠乏の要因には
食事からの鉄の摂取不足、運動に伴う発汗、
腸管からの出血および溶血などがあげられ、
これらを予防するために
鉄の摂取は必須となりますが
単に鉄を摂取すればいい。わけではありません。
運動が鉄代謝に及ぼす影響や
「ヘプシジン」の分泌亢進に起因する鉄吸収阻害
の関与も指摘されています。
今回のセミナーは、
鉄代謝に関して研究をされている
東洋大学の石橋彩氏を講師にお招きし、
アスリートの鉄不足と鉄代謝に関して、
報告されている一連の研究成果の紹介と
トレーニングに伴うヘプシジンの影響および
栄養介入の効果を中心とした抑止策について
ご講話いただきます。
皆様のご参加、お待ちしております!
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東洋大学健康スポーツ科学部栄養科学科
博士(スポーツ健康科学)
管理栄養士/公認スポーツ栄養士/IOC Diploma in Sports Nutrition
石橋 彩 氏
スポーツ栄養士、管理栄養士、栄養士、スポーツ栄養に興味がある方
2,500円
① 5月15日(木)20:30~21:30
② 5月17日(土)14:00~15:00
※当日参加できない方は、録画視聴参加ができます(期間:1週間)
②にお申込みいただき、備考欄へ「録画視聴希望」とご記入ください。
ご案内は第2回終了後、準備でき次第お申込時のメールアドレスへご連絡いたします。
※お申し込みは「Peatix」サイトからになります。
初めてPeatixを利用する方はこちらをご確認ください。
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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33265953/
(鉄代謝: エネルギーや炭水化物アベイラビリティとの相互関係)
※当日講演における資料の一つとなります。予習の上ご参加いただきますとより深い学びになるかと思いますので、ぜひご参照ください。
★本セミナーの特徴について
本セミナーはエビデンスを学ぶ、基本的に専門家向けのセミナーとなっています。
よりよい学びにしていただくために、お申込並びにご参加の前にはこちらをご確認ください。
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【講師紹介】
京都女子大学家政学部食物栄養学科卒業、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科にて博士号(スポーツ健康科学)を取得。
大学院在学時から、研究員として国立スポーツ科学センターにて活動し、2020年度より日本学術振興会 特別研究員PD(東京大学大学院)を経て、2023年4月より東洋大学健康スポーツ科学部栄養科学科に助教として着任している(現職)。
管理栄養士、公認スポーツ栄養士、IOC Diploma in Sports Nutritionの資格を有し、スポーツ栄養に関わる現場での課題を解決するため、研究活動を日々行っている。