2021.02.24
こんにちは。KAGO食スポーツの田畑です。
先日開催しました、こども未来輝プロジェクト第2回の開催レポートです。
今回ご講演いただいたのは、
ベースボール&スポーツクリニック野球医学センター長/整形外科医の馬見塚尚孝先生です。
そんな先生に今回ご講演いただいたテーマが
成長期最も関心の高いと言っても過言ではない
これまでの経験やけんきゅうから「身長を伸ばすことがトレーニングの一つである」という考えに行きついたという先生のお話しについて、当日の内容をまとめました!
プロ野球選手は日本人の平均身長が10㎝程高く、
また身長が1㎝伸びるごとに球速が約1㎞が早くなるということで、
野球においては身長が大きいことがアスリートのパフォーマンスに大きく影響すると言います。
サッカーだと、日本代表選手の平均は178.2㎝と意外と高く、
ポジションによっても異なるが日本人の平均身長よりは10㎝程高いことも
バレーボールやバスケットボールなどジャンプ系の競技は高身長であることが有利であることは想像できると思いますが、
その他のスポーツでも高身長であることが有利であると言われています。
文献やクリニックにおける事例、先生の学んできたことや経験をもとにご紹介くださり、現場でこどもに携わるにではぜひとも確認しておきたい内容ばかりでした。
成長曲線を記録していくと、大体線に沿って成長すると言われているため
成長が順調かどうかを見える化することができます。
また、成長速度曲線も記録しましょう!
これは年間の伸び率をグラフにしたもので、成長ピークを確認することができます。
成長ピーク時には女子は約8㎝、男子は約9㎝程度伸びます。
例えば、成長曲線で下の線に落ちてきた場合や、成長ピークの山が来ない場合、
4つの要素をふり返ってできるだけ早く気づき改善することが残りの成長を進めることにつながります。
とにかく徹底して、ご紹介した4つの因子の中からこれから変えることができること
成長の記録をとりながら、定期的にこれらの状況を振り返る機会を
家庭やチームなどで、子どもたちと一緒に行っていくことで
遺伝同等、さらには遺伝以上に身長を伸ばして
パフォーマンス向上につなげていただきたいと思います。
最後に先生からのお言葉をご紹介します。
このお言葉を受け、みなさんの実践から出てくる悩みや相談がこれからの子どもたちの成長につながるエビデンスの構築にもつながっていくのかなと感じました。
また困ったことはいつでもご連絡いただけましたら、馬見塚先生をはじめ多職種間で情報を共有しながら栄養の面でも、子どもたちの未来につながる取り組みをしていきたいと思っておりますので、是非お悩みやご相談をお寄せください。
お悩みやご相談 → こちらから
(保護者)
・子供の成長を少しでもサポートできるよう食事睡眠などバランスよくみていきたいと思います
・中1で、まだ身長低いですが、これから伸びるだろうなと思ってましたが、今が身長第二次ピークなんだと聞き、はっとしました。
・大事な時期を今聞くことができて、本当にラッキーだったなと思います!知らずに過ごすのではなく、知識を得られる機会をいただけたことに感謝いたします。
(小学校教員)
・今回の講習で、沢山の身体作りに関する学びを得ました。今後は保護者の方と話をする際に、学習や、競技についてだけではなく、身体作りに関する情報も提供していきたいと思います。
最後に、この場を借りて、先生ご自身のしくじりやクリニックの事例なども紹介しながら、わかりやすくご講演いただきました馬見塚先生に感謝申し上げます。
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