2020.12.25
メリークリスマス🎄
みなさん、楽しいクリスマスをお迎えでしょうか。
ここ最近、私長島のいる鹿屋体育大学では新型コロナウイルス感染症クラスター発生に伴い、自宅(寮)待機となっている学生が多くいます。
この状況下でたくさん聞こえてきた声が、
そうか。食材を買いに行くこともできず、支給される弁当だけでは栄養は偏り自ら工夫しようにもできない環境におかれている・・・
いてもたってもいられず、クリスマスイヴに動きました!!
12月24日のクリスマスイヴに、隔離された状態におかれている寮生全員へ、鹿屋アスリート食堂をはじめとした鹿屋市内の生産者・企業の協力の元、レンジでできる鍋セットなどの食事をプレゼントしました。
■主旨
鹿屋体育大学では、1年生の後期(10月)にスポーツ栄養学の授業が開講されています。
今年は初回から全てオンラインで実施しておりますが、受講者は画面越しでもとてもしっかりと取り組んでいる様子を感想等で感じていました。
そんな中、学内でも生活が制限される状況となり、授業の感想には「野菜がとれないのが課題」「自粛環境の中、野菜がとれるメニューを教えてほしい」等のコメントも見られました。
これらのコメントは、授業内で知識がついた成果だと思っています。
私はアスリートの食が専門ですが、栄養の分野には「災害時の食」という分野もあります。
通常の自然災害とはもちろん環境は異なりますが、考え方としては同様です。
そう考えた時に、「これは絶好の教育機会だな」とも思いました。
日頃から”知識は行動に移してこそだ“と伝えてますが、今回はそのヒントを得て欲しいなとも考え、単なる差し入れではなく、置かれた状況の中で、知識を使いどう工夫できるかを考えるきっかけにしてほしいと思い、今回の食事提供に至ります。
■実施内容
2020年12月24日(木)
協力先より食材を受け取り、鹿屋アスリート食堂で食事を準備して、寮の学生さん全員にお届け。
■食事内容
・アスショク特製唐揚げ
・ブロッコリーとシーチキンのサラダ
・レンジで出来る一人鍋セット
■協力先
鹿屋アスリート食堂:料理提供
株式会社オキス:食材提供
株式会社イズミダ:食材提供
坪水醸造株式会社:調味料提供
黒川 剛 氏(鹿屋体育大学自転車競技部監督):資金援助
■当日の流れをダイジェストで
① ブロッコリー・小松菜のベビーリーフ提供(株式会社オキス)
獲れたてが一番おいしいよ!と沢山いただきました。
💡長島ポイント
ブロッコリーはビタミンCが豊富。
芯まで柔らかく、カットしながら既に素材の美味しさを確信しました!
小松菜のベビーリーフは、私も初めて☆
えぐみもなく、噛むと甘みがあり、生で食べられるからこそ、栄養の取りこぼしがない!!
② 魚のレトルト惣菜の提供(株式会社イズミダ)
※26日の夜のお弁当で提供予定
💡長島ポイント
魚に多く含まれる栄養素ビタミンD。
実は、光を浴びると体内でも作られるビタミンです。
活動の自粛と魚の摂取により不足のリスク大!
だからこそ、より意識して食べたいお魚!
③ 調味料の提供(坪水醸造株式会社)
💡長島ポイント
アスショクメニューに、坪水さんのお醤油(上寿:かみことぶき)は欠かせない!
我が家も愛用のおススメのお醤油です☺
④ 調理(鹿屋アスリート食堂)
アスショクスタッフも未経験の数に戸惑いながらも、「学生さんになんかしたかった!」と即答でOK頂きました
(断る余地を与えなかった感は否めないですが…😂)
⑤ 容器に協力者のシールを張って
⑥ みなさんの力を結集して、、、完成!
■ポイント
「野菜の摂取ができない。」という要望に応えつつ、免疫力アップのためのメニュー
ブロッコリーやお魚の提供は、偶然ですが、いずれも今不足しがちな栄養素を沢山含む食材で運命を感じました✨✨😍
食事を届けるにあたり、本当に多くの方にご協力を頂きました。
当初は、学生の心配ばかりをしていましたが、今回の取り組みをするにあたり、学生の今の生活を実現するためには学内の色々な方の支えがあってこそだな実感しました。
医療従事者の方はもちろんですが、今年は本当にたくさんの人がそれぞれの立場で大変な想いをされてる事を再確認しました。
また、多くの地元企業の方が協力をかって出てくださり、学生を常に気にしてくださっている地域の方の気持ちに目頭が熱くなりました。
提供時の夜から、学生さんから御礼の連絡を頂きますが、改めて、生活の中での食事の役割を再認識できたような気がします。
■学生さんの感想を一部ご紹介
換気のため、寮の廊下は冷蔵庫くらい寒いので、温かいものを食べて心も温かくなりました。
久しぶりに野菜をしっかり食べれたし、とっても美味しかったです。
素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました。
他、多数
2020年12月24日は、思い出に残る怒涛の1日となりましたがw
いろんな方の優しさや温かさに触れ、私が一番元気を頂きました。